THE有頂天ホテル
公開初日にレイトショーで観て来ました。初日に張り切って観たのなんて、「少林サッカー」以来かもしれない。
なんだろう、「面白い!」というよりは「楽しい」映画だと思った。誰かが“幸せな気持ちになる”と評していたけど、まさにそんな表現がぴったり。
それから、多分あちこちで云われるだろうし実際パンフにも書かれているけど、「三谷作品の集大成」という感じ。三谷さんがよく使う手法、エピソード、お馴染みの役者がたくさん出てくるので、三谷ファンならニヤリとするシーンの連続じゃないかと思う。昔のハリウッド映画を彷彿とさせる仕掛けもあるので、映画マニアの人にも楽しめそう。
ストーリーはあってないようなもの。小さいエピソードの積み重ねで笑いを誘うのも相変わらずのスタイル。だけどなぜか飽きない。高級ホテルという舞台設定にふさわしい大人の雰囲気で、オープニングからエンディングまで綺麗にまとまっていた。
正直、シチュエーションコメディだけで2時間15分というのは途中で飽きるんじゃないかと心配したけど、全然そんなことなかった。
登場人物それぞれが、嘘をついてしまったり窮地に陥ったり何かに迷ったりするものの、結局は前向きな気持ちで年を越すのが清々しい。悪人は1人も出てこないから、ただただ笑っていられる。
あと何より舞台美術が凄かった。セットだということを感じさせない造りは、本物のホテルに居るみたいで感心した。高級ホテルにはあまり縁がないけれど、ホテルに泊まって年越しするのも楽しそうだなあ。
ところで、この映画のモチーフになっている「グランド・ホテル」。どんな話だったかすっかり忘れてしまったけど、凄く面白かったという記憶だけはある。あー、もう一度観たくなってきた。
さて以下はネタバレですので、これから観る人はご注意を。
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