新選組!31話と32話
ほんのちょっとのすれ違いから、大きな亀裂が生じて破綻していく・・・みたいなことをこのドラマはうまく表現しているなあと、思う。
山南さんも歳三も、もっと正面からぶつかって本音を言い合えばこんな大事件にはならなかっただろうに。周りの人にしても、山南さんが悩んでいたことを、知ってはいてもどうしてやることもできず、また歳三の急進的なやり方を快くは思っていなくても他に案があるわけでもなく、ただ時が過ぎていってしまったんだろうなあという感じがする。気がついたら大ごとになってた、なんてよくあることだ。
だいたい、歳三が本当は山南さんのことを頼っていることや、山南さんが歳三のことで悩んでいるってことを、直接聞いて知っていたのが総司だけっていうのがダメだよなあ。この人、自分の病気のことだけでも手一杯だろうし、もともと世話焼きタイプでもないだろうから、2人の間を取り持つことなんてことまで気が回るはずもない。もし近藤さんがもっとうまく気を配っていたら事態は違っていたかも・・・と思ってしまう。
よく史実で言われているような、西本願寺への屯所移転をめぐって対立したとか、左幕と勤王という思想的な問題で対立したとかそういうことじゃなくて、もっと人間的・感情的なことが前面に描かれているので、現代の私たちにもよく理解できるしリアルだ。
30話あたりからの流れって、三谷幸喜自身が劇団をやっていたときの経験がフルにいかされてるんだろうと思う。
「冗談新選組」という漫画に載っている対談の中で、劇団時代のことが新選組とすごくだぶる、みたいなことを三谷幸喜が言ってるんだけど、そういうのが脚本に盛り込まれているんだろうなあ、と。内部分裂があったり、これから伸びるというのに辞めてしまった人(山南さん?)がいたり、とか。
もちろん当時の生死観は現代人とは違うし、現代では勝手に辞めたからって切腹にはならないし、しかも当時にしたってそれは新選組だけの極端な掟なんだけども、そういう違いを差し引いても、ほんの少し言葉が足りなかったことで大きな事態に発展していくことは、今も昔もそう変わらないんだろうなと思った。
それにしても、明里の存在には救われる。
結果的に、明里の「富士山が見たい」が山南さんの背中を押してしまったのだとしても(イヤその前に、竜馬との会話とか葛山の切腹とかいろいろ要素はあるけど)、明里との出会いが心安らかなひとときをもたらしてくれたのなら、それはそれで良いではないか。
実際、明里と山南さんのシーンはおもしろかったし。冷静に考えると悲壮感漂う状況なのに、漫才みたいで笑えた。暗い話の中で、唯一の笑いどころだったような(謹慎部屋に人が増えてムサ苦しくなっていたのも笑ったけど)。鈴木砂羽が明里役で、本当良かったよ!
ちなみに明里って山南さんに身請けされたのかな?たぶん、ああいう女郎は勝手に外出なんてできないだろうから。
あと、32話で一番グッときたのは、実は山南さんのことではなくて、総司とひでちゃんのシーンだった。やっぱり病気モノに弱い私。もう長くはないだろうからって、いろんなことを捨て去り近藤・土方のために尽くそうという決意が悲しい。まだ若いのに~。
ひでちゃんは、これでもう諦めちゃうんですかねえ。どうなるんだろう。(光縁寺の沖田家縁者の墓に入っているのは、ひでちゃんだったりして?と勝手に予想してたんだけど、違うかな~。総司との間に子供をもうけた女性がいたっていう説があるそうなので、そう思ったんだけど)
このところ具合が悪くて、どうしても31話のビデオを見る気にならなくて、でもビデオでもう一度見ないと感想は書けないなあと思っていたらもう32話。この分だと32話の感想もいつ書けることやらって状態なので、とりあえずまとめ書きしてみた。いずれ元気になったら、も少しちゃんと書きたい。
心中お察しします。
もう、私は来週で「新選組!」最終回を迎えてしまいそうです。というか、もう、来週は九州へ行って、そのまま富士山でも見に行きたいぐらいです(方向違)。
「新選組!」は体によくありませんので、あまり無理をなさらぬよう・・・。
お体、ご自愛ください。
コメント by かめむしこ — 2004年8月17日 @ 0:01:58
ホント、もう来週で。。。。。
コメント by borisan@平助にむちゅー — 2004年8月18日 @ 18:04:06
昨晩、大泣きでした。
ドラマ見て、あんなに泣いたの久しぶり。
目が3重くらいになった。(笑)
コメント by borisan@平助にむちゅー — 2004年8月23日 @ 12:58:51
>かめむしこさん
>borisan
コメントありがとうございます。
しばらく放置しててすいません。心身ともに絶不調だったもので・・・。
とりあえず、最新記事更新しましたので、読んでいただければと。
コメント by abetomo — 2004年8月27日 @ 21:25:39