吾輩は主婦である 第8週
36話
ラスト5話は、ワガハイから皆への遺言の内容を描いていく趣向なのか?じゅんの話が思いのほか長くて、戸惑ったが・・・。母の日のときもそうだったけど、じゅんのエピソードはほのぼの系というか、普通にいい話になるなあ。
それにしてもワガハイ、どこへ行ったんだ?
- 1人1人宛ての遺書があったのに、自分の分だけなくて悔しがるやすこ。しまいには自分で書いてるし!
- 「嫌われやすこなのよ」
- ワガハイの遺書がまるで長編小説みたい、という点から夏目漱石の「こころ」を思い出す小松。おー、なるほどねえ。
- 「じゃあ何、この中に自殺の動機が書かれてるってこと?」「ええ、『こころ』のパターンでいくと、ですけど」「どーかなあ。この世に思い残すことがないから人は自殺するんですよね。この量は、ちょっと」「思い残すこと、ありありですねぇ」
- 「軽めのやつからにしようか?」軽めのって、どういうのだよ!?
- 間違えてまゆみのパンツはいてたじゅん。かわいいなー。
- 「それに、殺人とか悪いことをする人に限って、子供の頃の作文とかで、将来は世の中の役に立ちたいって書いてあるでしょ。信用できないよ」鋭いな、じゅん。
- 子供の頃なりたかったものを聞かれて、バスガイド、新幹線の売り子、ウグイス嬢の真似をするちよこ。竹下景子の芸が素晴らしい~!効果音も素敵。
- えええ、ひろしは刑事になりたかったのか?180度違う青春時代じゃないか!
- なかなか「なんじゃこりゃー!」が言えないひろしに爆笑。
- 「だから、大人になったら、心の優しい小児科の看護婦に思ってたけど」「それが、泣いてる子供を追いかけ回す妖怪になろうとはな」いや、それは本物のなまはげだから!
- 「なんじゃこりゃー」「ドングリじゃー」なんでドングリ?
- AD中島!また出るとは思わなかった。
- そして今回の撮影は子供向けヨーグルト。じゅんまでCM出ちゃったよ!
- ワガハイからじゅんへのプレゼントは万年筆。ていうか亀を引き出しに入れてるのか!
- ワガハイの小説が、三四郎文学賞にノミネート!?
37話
どうやら三四郎賞の話と遺書の内容を平行してやっていくみたいね。今回はまゆみってことは、水、木はちよこ、たかしで1話ずつ、最終回はみどり自身への遺言っていう配分なのかな?
で、まゆみのエピソードはすごく良かった!なんかこう、甘酸っぱい青春て感じで。先週放送されたシーンが伏線になっていたのも、芸が細かい。大人の男に憧れて、でもやっぱり今の自分に合ったボーイフレンドの良さに気が付くのって、ちょっとした成長だよね。
コウジと仲良く出かけて行くまゆみを見ている朝野、というラストがまた良かった。
- 「なんかそれ、複雑だね。みどりちゃん自身が漱石なのに」「ばか、それ言っちゃだめだよ!」「・・・大丈夫だよ、みんな知ってるから」「え、そうなの?」「知ってたっていうか、もう受け入れざるを得ないって感じで」
- 編集者にとって一生に一度あるかないかのチャンスに遭って、「心の中に龍がいる」と言い出す小松。ウケる。
- サツマイモと定規で、何をどうしろというのだ。
- 「他に好きな男でもできたんですかねえ?」とワガハイに相談するコウジ。朝野、何食わぬ顔してるけどお茶あふれてるよ!
- 「どこの世界に、娘に恋文を書く母親がいるか!」と言ったくせに結局代筆してるワガハイ。
- まゆみのふりして朝野への手紙を書くワガハイと、コウジのふりしてまゆみへの手紙を書く朝野。何かとてもおかしな状況に~。向かい合って書いてる図が笑える。
- 健気なまゆみのために、朝野のふりして返事を書いてしまったワガハイ。でも朝野も、彼女がいてもうすぐ結婚することを手紙に書いて出してしまっていた!「おめでとう」と言いつつ「バカ!余計なことを~」と怒鳴るワガハイのリアクションがおかしすぎる!
- 朝野に誘われて、喜んで出かけていくまゆみがかわいいな~。
- 「何してる?」「お手紙」「朝野にか?」「ううん、コウジ君に。いつもメールじゃ失礼かなと思って」「1人で大丈夫か?」「うん、大丈夫。朝野さんで練習したからね」さりげなくていいシーンだな。
38話
いやー、ちよこのエピソードは泣けた。さすが泣き女。帰る家があることの幸せ。子や孫と大勢で楽しく暮らして、また孤独に戻ることへの恐怖。なんか身につまされたよ。
ももえ一家を呼び寄せるなんて、ワガハイも粋なことをするな。これでもし、たかし一家がマンションへ戻ったとしても、ももえ一家が居ればちよこが1人にならなくて済むね。
ちよことワガハイが行く夏目漱石ツアーもなかなか面白かった。私も東京で漱石を辿る旅をしたくなってきたよ。
ところで、漱石は実際には49歳まで生きて小説を書き続けていたんだから、37歳で死んだらおかしい、自殺なんかしていないんじゃないかと言い出したたかし君。私も、みどりの体からいなくなった漱石は明治に戻るのか?ってことを考えてたんだけど、この辺なにか説明つけるつもりなんだろうか。でもクドカンだからなー、特に何も描写しない気がする。
- 朝野への遺書には小説についてのダメ出し、小松へは人間性に対するダメ出しで「しらふで読んだら寝込んじゃう」内容だった。
- 「あたしって、そんなに影薄い存在?」「いやむしろ濃すぎて忘れちゃったんじゃないですか」「ジャンバルジャンの店長のほうが100倍濃いだろ!あたしがカルピスだとしたら、ゆきおはカルピスの原液だよ、原液!」
- 炊飯ジャーに手紙が挟まってた!「我が家ではやっちゃんと言えばジャー、ジャーと言えばやっちゃんなのよー」
- 「じゃー、開けるよ?」開けたら、亀の漱石への手紙だった!「亀かよ!」爆笑。
- 夏目坂って、漱石のお父さんが名づけたんだ?へえー。
- 漱石の生家の隣にあるお店は、その当時からあるの??
- ロンドン留学から帰ってきてすぐ住んだ家。漱石が借りる10年前には森鴎外が住んでたそうだ。
- 東大は明治時代からそれほど変わっていないらしい。
- 三四郎池って、漱石の「三四郎」に由来してるのか!
- 「戻ったのよ。タイムマシンでさ」「タイムマシンっておまえ、どこにあるんだよ」「決まってるじゃん。机の引き出しよ」「ドラえもんかよ」「ドラえもんだよ。知らないよ!あたしも言っててどうかと思ったよ。中卒の言うこと真に受けるじゃねえよ!」「大変ですー、大変ですよ」「なんだよ、のび太」「のび太?」
- 「どうすんのさ、スネオ」「スネオ?」ミッチー、スネオか!うける。
- 「吾輩は主婦である」ドラマ化の話に沸く茶の間。「僕は、劇団系かお笑い枠だなー」「リアルなこと言ってんじゃねえよ」レッド吉田そのまんまじゃん、爆笑!
- 「人間何が幸せって、帰る家があることほど幸せなことってないのよね」
- ちよこは松山出身なのか!松山弁で話すちよことワガハイがなんかいいな。
- 「あんたたちさえ越して来よらんかったら、なんにも考えず1人暮らし続けられたんです。古本屋の未亡人で生涯まっとうできたんです。でも今さら、また1人に戻るなんて・・・。だから嫌だって言ったんよ!言ったのに来よるから。来たら来たで楽しいのは分かってたんです。楽しいですよ。にぎやかで楽しいけど。また、いつか孤独になるんです。話し相手は仏壇です。1人でごはん作って1人で食べるのがどんなにつまらへんか、あんたらは分からへんから、そんな残酷なことができるんよ!」
- ちよこが恋してる疑惑のときに、「もし私がいなくなったら・・・」とちよこが聞いてきたのは、この話の伏線だったのか!
- 「帰る家があるということがこのうえない幸せだとしたら、おまえがやな書房を手放して松山へ帰るのは、子供たちの幸せを奪う行為になる。たかしやももえ、そして孫たちにとって、帰る家はやな書房しかないのである」うう、泣ける。
39話
たかしへの遺言で、ワガハイがみどりに戻ろうとした経緯やその後の行動が明らかに。遺書が続きものになってて、たかしの行き先に次々遺書が置いてあるのが面白かった。
すっかり忘れられていたけど、たかし君が音楽で生活する夢の話が戻ってきた。飯堀の再登場でチャンス到来かと思いきや、「才能ない」ってバッサリ斬られてしまったよ!どうなっちゃうんだ?それにグランドピアノもどーするんだ?お金は三四郎賞の賞金でまかなうつもりだったのに、落選しちゃったよオイ!
- 読むものなくて間がもたないから、「子別れ」読んで泣いてるやすこ。タイガー&ドラゴンか!
- 「つぼみの花が咲くとき」の作曲風景が出てきた!練習もちゃんとやってたのか。笑える。
- 久しぶりに作曲したことで、音楽魂に火がついたたかし君。家で作曲してたんだねえ。この頃にはワガハイはマンションで執筆活動しててこの部屋は使っていなかったから、実はたかしが音楽作ってたという話も辻褄が合うな。
- 「何も言わずに受け取ったんですか」「うん。ものすごい殺気立ってたから」
- 声はでかいけど口は堅いゆきお。
- 「何も言わずに、貸したんですか」「殺気立ってたんだもん」
- 「おれは、バカだな。みどりちゃんを愛するあまりに、ワガハイをないがしろにしてきた。長いこと一緒に暮らしたのに、ワガハイの中にみどりちゃんを求めるばっかりで。ワガハイを理解しようとしてこなかったんだ。ゆきおさんや、近所のみんなは、ワガハイをワガハイとして受け入れたのに」「まあ所詮俺ら、他人だからな」「僕にはできなかった。一番近い存在なのに。いや、一番近いからこそ、受け入れられなかったんだ。二言目には、みどりちゃんに戻れ戻れって。それが、結果としてワガハイを追い込んでしまったんだ」
- 「それは無理!俺にそんな権限ないし、それに矢名さん、才能ないもん」って、ええ~、そんな!ショックを受けるたかし君、顔コワイよ。
- ふすまごと倒して部屋に飛び込んできたちよこ!竹下景子、体当たり~。
40話
最終回はきれいにまとめたなー。タイトルが「こころ」っていうのも上手い!39話は「からだ」だったしね。ワガハイがどうやってみどりの体から出たのかはよく分からなかったけど、みどりが夏目漱石の墓の前で倒れていたということは、きっと漱石の魂はお墓に戻ったということなんだろう。明治に戻ったんじゃなくて、成仏したのかな。そういう意味では「遺書」ってのは筋が通ってたのね。
「たかしの夢」と「お金の問題」をどうクリアするのかと思ったら、「吾輩は主婦である」の原作権を持つみどりちゃんがミュージカル化を提案して、その台本と作曲を担当したたかし君が見事(?)音楽業界への復活を果たしたり、ワガハイが稼いだ原稿料や印税、パート代がかなりの額になっていたおかげでマンションに戻れたり、結局ワガハイさまさまなオチに、なるほど!と感心してしまった。
みどりを連れてきたのが、漱石の声をやっている本田博太郎だったというのも最終回ならではのサプライズ。しかもその声で、皆の前でみどり宛ての遺書を読み上げるんだから、よくできてるよ。ともに漱石を演じた本田博太郎から斉藤由貴へ、遺書が手渡されるシーンは何か不思議な感じがした。みんな拍手してたし、クランクアップのような雰囲気だったな。
それにしても、あー、とうとう終わってしまった。結局40話全部レビュー書いちゃったよ。前半はそれほど大変じゃなかったけど、後半は、おそらく今年に入って一番仕事が忙しい時期と重なってしまってなかなか厳しかった。でも2ヶ月あっという間だった。
さて最後もネタ拾い、いきます。
- ワガハイなのかみどりなのか、口を開くまではその表情から分からなかった(分からないように演じた)斉藤由貴って凄い。
- 「皆の衆ー!ワガハイが帰って来たよー!」ワガハイ、大人気だ。
- 「読んでください」「そんな、私ごときがそんな、差し出がましいことを」「じゃあ、僕が読みましょうか」「吾輩は主婦である」「あぁー、読むんだ・・・」やっぱりスルーされるひろしに笑った。
- 「忘れてはならないのは、姑ちよこの存在である」「あーびっくりした、忘れられてんのかと思った」ほっとするちよこ。
- 「んー、どうやら誉めてないなこれは」たかしは性欲のことばっかり言われてるな。
- 「明治と現代、時代は違うが、人間そのものは、さほど変わらん。心根のいい人間の周りには、おのずと心根のいい人間が集う。短気で、偏屈で、人間嫌いの吾輩が言うのだから間違いない。おまえは、幸せものである。この幸せを決して手放さぬよう、頑張りたまえ」
- 「なんだか分からないけど、ワガハイさんていい人ね」「いい人。ああ、いい人ね」「いい人じゃ、ないと思う?」「え?違うの?」「そうね。一言で言うなら、面倒くさい人」「あと、近所迷惑な人」「いつもぷんぷん怒ってるしね」「そうそう、怖くて声もかけられないのよ」「でももう、会えないと思うと、淋しいですよね」なんだろう、この演劇っぽい雰囲気。しんみりすると同時に可笑しくもあり。
- 「吾輩は構わん!」「えええ」「あ、今のは練習です。ワガハイの」ってこれ、第1話で出てきた「練習です」ネタだー!
- 「そうよ俺は、大雑把なおとーこーよー♪」うーん、暑苦しい!
- 「ワガハイは、僕たちを振り出しに戻してくれたんだよ。なんでもない日常に満足しそうな僕たちを、ちゃんとスタートラインに戻してくれたんだ。そう、なんでもないようなことが幸せだったなんて、僕は思わないぞ!そんなのは老人だよ。ねえ、人生はなんでも“ある”から、人生なんだよ。僕たちは、まだ37歳。ギリギリだけど、転げ落ちることも、駆け上がることもできる。まだ、ギリで旅の途中なんだ!」
- 「やった!言ったそばから、夢がかなったよぉ」棒読みなミッチーに爆笑!
- やすこが“騒音おばさん”になってる!布団を叩きながらの「引っ越ーせ!引っ越ーせ!さっさと引っ越ーせ!」に大爆笑!
- ももえの夫が、たかしの後釜で郵便局員になってる!
- ワガハイの通帳をヤン様DVDのケースに隠していたちよこ。
- 「作曲に集中しすぎて、ジョン・レノンが乗り移った」ふりをするたかし君。ジョンとしてのボキャブラリーが貧困というみどりのツッコミに笑った。
- ついに見つかった、やすこ宛ての遺書!「ハンカチ用意しな」と言って開けたらなまはげの絵だった。「似顔絵かよ!」っていや、似顔絵にすらなってないから。爆笑!