2005年5月17日

「藤原氏千年」と「陰陽師」

category: — abetomo @ 0:10:00

nekhetさんが紹介していた「藤原氏千年」がおもしろそうだったので読んでみた。

4061493221 藤原氏千年
朧谷 寿
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「大化改新」の鎌足に始まり、道長の時代に絶頂期を迎える、あの藤原氏の歴史について書かれた本である。

平安時代までは日本史=藤原氏の歴史といってもいいかもしれないほど有名な一族。だけど、日本史を専攻しなかったこともあって(いや、専攻の西洋史のことも詳しいとはいえないけど)あまり詳しいことは知らなかった。

とはいえ通史ぐらいは知っておきたいと思っていた。だけど今さら専門書を読む気は起きない。そんな私にこの本はちょうど良かった。あまり専門的な難しい内容ではなく、ほどよくまとめられていておもしろかった。

時代ごとに、天皇家と藤原家の家系図が並んで書かれているのも親切だ。あまりに多くの人物が登場するため、読んでいるうちに誰が誰やら分からなくなってくるから、この家系図は必須だと思う。それでも混乱するけど。まったく、これではやがて氏族名ではなく家名(名字)が必要になってくるのも分かる気がする。

ところで、この本を読むうちに岡野玲子の「陰陽師」を無性に読みたくなった。“応天門の変”あたりから「陰陽師」でも描かれるエピソードが出てくるし、時平と醍醐帝と菅原道真の因縁とか、兼通・兼家・安子の「関白は兄弟の順に」というエピソードとか、ほかにも村上帝や源高明、祐姫など「陰陽師」でおなじみの人物の話を読むと、漫画でどういうふうに描かれていたか気になってくるのだ。

というわけで、「藤原氏千年」と同時に「陰陽師」まで読んでしまった。

そうしたら、やはり歴史を知っていたほうが、あの漫画は断然おもしろいんだなと改めて思った。元ネタというか、史実や説話がさりげなく使われているのが分かるので、最初に読んだときとはまた違った発見があった。

4592132211 陰陽師 (11)
岡野 玲子
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