2005年4月26日

金八先生第7シリーズ

category: ドラマ — abetomo @ 0:56:07

引っ越しで忙しくて最後の3話を見ていなかった「金八先生」第7シリーズ。今さらだけど、ようやくビデオも見終わったのでざっくりした感想を書いてみる。

ちなみに最終回が4時間スペシャルだと聞いたときは「そんなに長いのか!」とビビッたけど、実際にはドラマ本編は2時間半ぐらいで、あとは往年の出演者へのインタビューなどで構成されていた。本当に「特番」じゃないか。なんだったんだ、あれは?

さて、しゅう(八乙女光)の処分は、結局ああするしかなかったんだろうというところへ落ち着いたのかな。

彼の家庭環境を考えれば同情すべき点は多いし、今まで特に非行歴があったわけでもないのに少年院行きは厳しいような気もする。金八シリーズには珍しい結末だなと意外に思った。

でも、あれで保護観察になってしまったら、第7シリーズを通して訴えてきた「ドラッグは絶対やってはいけない」というメッセージの意味がなくなる。ドラッグをやるとどういうことになるか、そしてそれは中学生でも決して許されない行為なんだということを、ドラマとはいえはっきり見せる必要があったんだろう。

実際、覚せい剤の禁断症状を見て心底恐ろしいと思った。幻覚で虫が見えるそうだが、虫がわいてくる(ように見える)のをCGで描いたシーンは本当におぞましかった(インディ・ジョーンズ「魔宮の伝説」みたいな感じ?)。そういえば、ドラマ前半に出てきたしゅうの父親(うじきつよし)の廃人ぶりも悲惨だったなあ。

しゅうがドラッグを使ったことはやがて発覚し、ついに警察が捕まえに来てしまう。金八がしゅうのドラッグ使用に気がつくまでを描いた18話は、いきなりラストシーンから始まり、金八の回想という形で展開していく、という(私が知る限り)金八史上類を見ない演出で、このエピソードへの気合いの入り方が伺えた。

そして19話では、禁断症状に苦しむしゅうを必死でなだめながら、金八先生が3Bの前でドラッグの授業をする。しかしそれは生徒たちにとってあまりに強烈で、ヘタをするとトラウマになりかねないほどの体験だったはず。ドラマ中でも親たちが問題にして責めていた。が、是非はともかくとして、友達のあんな姿を見たら絶対ドラッグに手を出す気にはならなくなりそうだ。

しゅう役の八乙女光って演技はさほどうまくなかったと思うけど、あのシーンは本当に圧巻で、床を這いまわってこぼれた水を飲もうとする姿などは強烈だった。

ところで演技力といえば、伸太郎(濱田岳)がもう群を抜いてうまかった!

金八との駆け引きとか、卒業式での答辞とか、何だろうあの堂々たる役者ぶりは。他にもうまい子はいたけど、みんな霞むほどの存在感。本当に10代ですか?

このシリーズって、発達障害を持つヤヨと、覚せい剤に翻弄されるしゅうの話が中心だったはず。だけど、実は影の主役は伸太郎だったんじゃないか?と思えてしまった。

最後に辞表を撤回した金八先生。ということは、まだ金八は続くということで、第8シリーズがあるということなのか?

だとすれば、何年後になるのか分からないけど、そのときにはきっと、教師になった乙女(星野真里)や、教師を目指すことにした幸作(佐野泰臣)のその後も描かれるんだろう。できれば第6シリーズの鶴本直(上戸彩)やしゅうのその後も描いてほしい。耕作とちはるちゃん(岡あゆみ)、健次郎(風間俊介)の行方も気になるところだ。

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