新選組!46話「東へ」
怒涛のように押し寄せる別れのシーン。泣けるばかりかと思いきや、思わず笑ってしまう場面も多くて、さすが三谷幸喜、恐れ入ったよ。
特に野田秀樹の勝海舟は最高におかしい。あのカマキリ将軍も容保ちゃん兄弟も一気にかすむほどの存在感。いや凄かった。
あと、山本耕史(土方ではなく)による田中邦衛(周斎先生ではなく)のモノマネ!おもしろかったけど、あんな場面であんなの流していいんですか~?本当に総司が笑い死にしちゃうって。
さて冒頭。いきなり佐々木様が撃たれた!
泥だらけ血だらけで大阪城に運ばれて来たものの、すでに虫の息。
新選組隊士ではないけど、浪士組の頃からの付き合いだった人がまた一人逝ってしまった。
だけどここで死んだ佐々木様は、ある意味幸せだったかもしれない。いちおう名誉の戦死なわけだし。
屯所で機密文書を焼く土方とハジメちゃん。そこへ現れる西村さん。
「私はどこの味方でもない。おもしろいことが好きなだけや。新選組の行く末、しっかりと見届けさせてもらいます」
なんかもうこのせりふだけで泣けるんですけど。
しかも餞別にお金をくれたよこの人。
躊躇したものの、ありがたく受け取る土方がまた切ねえ。
薩長に囲まれた土方たちを逃がしてくれる八木家の人々。
「災い転じて福となす、の例えもおます。おきばりやす」
「このご恩、決して忘れません」
な、泣ける~。
去って行く土方一行を見送りながら、
「あの人ら、なんか悪いことしたん?」と言う為ちゃん。
「なんもしてへん。なーんも、してへん」と答える源之丞さん。
最初はあんなに嫌がっていたのに、いつの間にか家族みたいに親しくなっちゃってたんだなあ。奥さんが持たせてくれた弁当には、息子を気遣う親心みたいなものを感じた。
お多福にて。
サノスケを引き止めようとするおまさに
「戦が終わったら、必ず帰ってくるから」
と言うサノスケ。
うわ、泣ける~と思っていたら、
「死んだらどうする?」
「死んでも・・・戻ってくる」
「・・・いやや怖い、死んだら戻ってこんでええ」
「ううぅ~ん、どっちなんだよぉ~」
で爆笑してしまった。さすがサノスケ夫妻!
でもやっぱり
「茂をててなし児にしたらあかんよ」
のせりふでしんみり。実際そうなっちゃうんだよな・・・。
「薩長の世の中になったら、あんたおたずねもんや」
「そうなったら、海を渡って、清国へ行く」
「清?」
「向こうにはな、水滸伝みたいな山賊がいるんだ。俺はそこの頭になるんだ」
「水滸伝てなんや」
「そしたら、お前、山賊の女主人だ」
「気ぃが遠なってきた」
サノスケが中国で馬賊になったという説をここで出してくるとは思わなんだ。
泣いたりウケたり忙しいよ、ミタニン!
原田夫妻は悲劇ながらもコミカルだけど、新八っつぁんは本当に悲惨だった。
家に帰ってみたら、薩摩兵に斬られたおそのさんが倒れてるじゃないの!
(イマイチ斬られたように見えなかったんだけどねー)
しかもおそのが最期につぶやいたのが「宇八郎さま・・・」だよ。
新八っつぁん、気の毒すぎる~。
妻を殺されたのとは違う意味で泣けた。
ああーっと、山崎すすむんが斬られた!
「もう・・・あきません。
顔をやられてしまった。
監察やのに。これでは、顔を覚えられてしまう」
こんなときまでお役目熱心なすすむん、これまた泣ける。
呼ばれもしないのに現われた捨助の口利きで、寺田屋にかくまわれた土方一行。
おぉ、御用改めにやって来た薩摩兵にお登勢さんが啖呵を切ってるじゃないですか。
あれって29話?長州藩士をかくまって新選組を追っ払ったときのアレを、今度は薩摩に対してやるなんて!これはちょっと感動した。本当にカッコイイよ、お登勢姐さん!
江戸へ引き上げて行く新選組一行を、男装したひでちゃんが見送りに来てくれた。
人々が新選組の悪口を言ったり石を投げたりするなかで、新選組を労う言葉をかけるのは相当勇気がいっただろう。
「沖田はん、しっかりせんとあかんえ」
と声をかける“秀次郎”。
それを見たお孝さんの「今の誰?」に、さて総司はなんと答えるのか?と思ったら
「古い友人だ」
・・・“友人”。いろいろな思いが詰まった深い言葉だ。
振り返ってひでを見る総司。ずっと見送っているひで。ヘタに泣いたりしない演技が良かった。特に藤原竜也、やっぱり表情上手いよな~。
ところで、ひでちゃんはなんで男装だったのかという疑問が。
1.京阪で評判が良くなかった新選組を見送るには「八木家の娘さん」のままだと危ないから、素性がばれないように男装した
2.“ひで”としてはもう沖田に会えないから、“秀次郎”として会いに来た
3.ただのファンサービス
どれも当たってるような気がしますがどうでしょう。
江戸へ向かう船中で、すすむんがひっそり息を引き取る。直前まで尾形たちと会話していたのに、気がついたら亡くなっていた。あ~、山崎らしい最期だなあ。
・・・でも、あれだけ?水葬は~!?見たかったよ水葬のシーン。なんか思ったより山崎臨終があっけなくて、拍子抜け。それだけ他にたくさん話が詰まっていたということだけど。
江戸の近藤家にて。
「これからは、一緒に暮らせるのですね。ようやく」
と言うつねさんに、何も答えない近藤さん。
そりゃあ、この先無事でいられるとはとうてい思えないものねえ、答えられないわな。
しかしつねさんは、やっと一緒に暮らせることをただ喜んでいる(ように見える)。
そしてその2人の後ろには、大きくなったおたまちゃんがいて。ほのぼのした光景だけに、なんだか胸が詰まった。
来週はいよいよ洋装の土方が・・・!
早いなあ、もう47話?スタパ見学に行ったのはもう2ヶ月も前なんだなあ。